バット21

登場する航空機
セスナ O−2 ダニーグローバー扮する「バード・ドッグ」の乗機で、
O−1に引き続きベトナム戦に米空軍が投入した民間機ベースのFAC機。
小さな機体だか、タンデムの双発というユニークな配置の軽飛行機で、
O−1よりパワーがあり、かつ軽快に飛行できました。
その後、純粋な軍用機であるOV−10ブロンコが投入された後も
終戦までそのまま使用されました。

ちなみに「バード・ドッグ」とはO−1の愛称でもあります。
ノースアメリカン EB−66 これまた渋い機体。
海軍のA−3に空軍が目を付けて中型爆撃機として採用した
B−55(B−66)に電子機器、アンテナ等を装備して
電子偵察機に改造した機体。冒頭で精巧な模型が登場する。
シコルスキー H−61 米空軍の救難ヘリHH−3の代役で登場するシーキング。
確かにそっくりだから違和感は無いが、ベトナム迷彩ならもっと良かった。
重厚な飛行シーンは見ものです。

冒頭で、ゴルフ場シーンに出てくるのもシーキングだね。
ベル UH−1 ベトナム戦の映画と言えばこの機体ですねえ。
ノースロップ F−5 爆撃シーンに何度か出てくる、ペアのF−5。
本当なら、F−105やF−4の方がピッタリなのだけれど、
米軍以外のどこかの空軍に頼んだのだと思われます。
低予算の映画では仕方ないですねえ。
ノースアメリカン F−100 空爆シーンに出てくる・・というより当時の資料映像をそのまま使っています。
全面無塗装のスーパーセイバーだからベトナム戦初期の映像ですね。
映画の舞台は末期の72年だから年代は違っています。ま、いいか。

そういえば、基地で使ってるジープがウィリスMBなのもきびしいなあ。