これもカナダでのエアショーを収録した作品。
エアショー・カナダ’91(アボッツフォード)
この作品では、あえてアクロチームを外して、
軍用機を機種別に収録しています。
とにかく、ソ連(崩壊前です)から参加した
SU−27とMIG31が目玉的存在です。
東西冷戦下で決して西側に公開されることは無かったソ連機が、
グラスノスチ政策のもと、一気に公開され始めた頃で
当時としては信じられない思いでした。
テストパイロットの操る両機の飛びっぷりは凄まじいものです。
他の機種についてもおいしい所を拾ってあり飽きさせませんが、
特に好きなシーンは、SU−26による信じられないような飛びっぷり。
今でこそ、毎年モテギで見ることは出来ますが、
当時はこんな飛行機があることすら知らず、とてもビックリしました。
サンダーバーズへの切り替えもきれいで、曲も良いですね。
それと、B−52Gによるローパス。ボムベイドアを開け、
主翼をしならせながら超低空で進入してくる様は圧巻です。
ニムロッドのデモもスゴイ。BGMも最高!
そして、ラストシーン。夜のSU−27到着シーンから、
ショー終了後だれも居ない飛行場をタキシングするCF−188、
戯れる様に翼を翻しながら飛行場を後にするA−10の編隊
山の頂にそってゆるく旋回しながら去っていくB−52、
そしてF−4Gが単機で去り、カナダの美しい情景の静止画に
切り替わると共に、BGMは安藤氏のピアノソロに移行して・・・
航空祭に通っている人なら毎回味わうであろう、
終了時の一抹の寂しさをこれほどまでに表した作品が
これまであったでしょうか?
こんな私が熱く語ってしまう程すばらしいラストです。
この作品も、監督が坂本訓広氏。監修:徳永克彦氏。
カメラ、音声、BGM どれも最高。
特にBGMは、スクエアをはじめとして有名な
フュージョン系の曲が使われており、とても豪華です。
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MIG−31
Su−27
L−39
Ka−32
IL−76T
Su−26
F−16A サンダーバーズ
F−14D
F−15C
F−15E
F−4G
A−10A
A−6E
EA−6B
C−5B
B−52G
U−2R
CF−188(カナダ版のF−18)
CF−166(カナダ版のF−5A)
ニムロッドMR.Mk.2 |