THE BIG MEET

CBSソニー 1992年 45分 ステレオ 
LD ¥4900 (SRLW1461) CLV

内容 収録機種
これもカナダでのエアショーを収録した作品。
エアショー・カナダ’91(アボッツフォード)
この作品では、あえてアクロチームを外して、
軍用機を機種別に収録しています。

とにかく、ソ連(崩壊前です)から参加した
SU−27とMIG31が目玉的存在です。
東西冷戦下で決して西側に公開されることは無かったソ連機が、
グラスノスチ政策のもと、一気に公開され始めた頃で
当時としては信じられない思いでした。
テストパイロットの操る両機の飛びっぷりは凄まじいものです。

他の機種についてもおいしい所を拾ってあり飽きさせませんが、
特に好きなシーンは、SU−26による信じられないような飛びっぷり。
今でこそ、毎年モテギで見ることは出来ますが、
当時はこんな飛行機があることすら知らず、とてもビックリしました。
サンダーバーズへの切り替えもきれいで、曲も良いですね。
それと、B−52Gによるローパス。ボムベイドアを開け、
主翼をしならせながら超低空で進入してくる様は圧巻です。
ニムロッドのデモもスゴイ。BGMも最高!

そして、ラストシーン。夜のSU−27到着シーンから、
ショー終了後だれも居ない飛行場をタキシングするCF−188、
戯れる様に翼を翻しながら飛行場を後にするA−10の編隊
山の頂にそってゆるく旋回しながら去っていくB−52、
そしてF−4Gが単機で去り、カナダの美しい情景の静止画に
切り替わると共に、BGMは安藤氏のピアノソロに移行して・・・
航空祭に通っている人なら毎回味わうであろう、
終了時の一抹の寂しさをこれほどまでに表した作品が
これまであったでしょうか? 
こんな私が熱く語ってしまう程すばらしいラストです。

この作品も、監督が坂本訓広氏。監修:徳永克彦氏。
カメラ、音声、BGM どれも最高。
特にBGMは、スクエアをはじめとして有名な
フュージョン系の曲が使われており、とても豪華です。


MIG−31
Su−27 
L−39 
Ka−32
IL−76T 
Su−26

F−16A サンダーバーズ
F−14D 
F−15C 
F−15E 
F−4G
A−10A 
A−6E 
EA−6B 
C−5B
B−52G 
U−2R 

CF−188(カナダ版のF−18)
CF−166(カナダ版のF−5A)

ニムロッドMR.Mk.2