YS−11Eを装備し、電子戦の訓練を行う目的で総飛下に編成された電子訓練隊ですが、 現在では、情報収集を行うYS−11EBを装備する電子測定隊が編成されています。 とにかく、グレー/白に塗られたYS−11EBの方は、俗に言う「スパイ偵察機」なのです。 何時間も国境付近を繰り返し飛行して無線傍受、記録などの偵察活動を行う為の飛行機。 同じ偵察機でも、RF−4E(EJ)写真偵察機の方は、事が起こってから活動しますが、 こちらの方はその逆で、日ごろの情報収集が物をいう為、毎日が実戦であるのです。 ソ連戦闘機による大韓航空機撃墜事件を覚えていますか? あの時、ソ連側が「間違えた」と主張したのが、米空軍のRC−135で、同じ任務を行っていました。 どの位ヤバイ飛行機で、ヤバイ飛行を繰り返しているかご想像下さい。 それから・・ウチは入間基地に近いので、たまに飛んでいる姿を目にします。 YS−11EAとYS−11EB合わせて8機ぐらい、いるはずなんですが、 航空祭では絶対に展示されません。また航空祭当日は絶対に基地に居ません。 EAの方は、遠く隅っこの方にとめられていることがありますが、展示はされないですね。 そんなパッチです。こりゃ、見過ごす訳にはいきませんよね。